神奈川県藤沢市のたちばな歯科医院は藤沢駅より徒歩10分の歯科医院です。歯周病、かみ合わせ治療を行っています。
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入れ歯

「入れ歯について(あっていると思っても)」

お気に入りの靴のかかとが気づかぬうちに台座が見える程擦り減っていることがあります。とくに不便もなかったので気付かなかったはずですが、「歩き方」「姿勢・股関節」に本当に影響がなかったでしょうか?

入れ歯も本人の自覚症状なしに「人工歯のスリヘリ」や「歯肉(一般にハグキの土手と呼ばれている)の痩せによる緩み」によって「咬み合わせ」「顎関節」に異常が起こります。

新しい入れ歯を入れた時、どんなにぴったりでも時間の経過とともに劣化は起こります。その為にプロによるメインテナンスが必要になります。

腰痛や足のケガで「偏った姿勢」だったり「足を引きずって」歩いたりすると天然の歯でも咬みあわせに影響がでます。義歯はなおさらです。

自分の入れ歯がどんなにあっていると思っても定期的に歯科医師によるチェックを受けて「残っている歯」「ハグキ」「入れ歯」の健康維持することをお勧めします。

「♪~っぱなしはなしって話です♪~」(^^♪

◆入れ歯のお手入れについて

長年入れ歯を使っていても、手入れ法をご存じなくて(入れ歯を)お口の中にずっと入れっぱなしの方がいて驚くことがあります。

入れ歯は(昔程ではありませんが)吸水性があり、入れ歯の中までバイ菌が浸み込みます。表面にブラシをかけただけではきれいにできません。洗浄剤の併用が必要です。

当院では次のような手入れ法をおすすめしています。

  1. 入浴前に入れ歯をだして、ブラシで目に見える汚れを落とし、洗浄液につける。
  2. (残っている)歯をみがく。
  3. 入浴中(きれいな)指でハグキのマッサージ。
  4. (お風呂からあがったら)洗浄液から入れ歯をあげて、よく水洗いし、薬液を洗い流す。
  5. 就寝時、基本的にはハグキを休めるためにも入れ歯をはずしていることをおすすめしますが、入れていた方が呼吸しやすい場合(入れ歯以外に咬み合わせがない場合)入れ歯を入れていても問題ありません。

洗浄剤だけやダメなの? 入れ歯のお手入れ

入れ歯のお手入れを毎日しているという方でも、とくに部分入れ歯の金具(ひっかける鉤)のうらなど金属色ではない灰白色のアカのようなものが付いていることがよくあります。

これは、主に細菌のカタマリです。(>_<)

目に見えるような汚れ(食渣や細菌のカタマリ)は入れ歯用のブラシであらかじめおとす必要があります。
例えば、部屋のスミにたまった綿ゴミに除菌スプレーをかけたら消毒されるかもしれませんが、綿ゴミは消えません。
(消毒された)綿ゴミは綿ゴミを呼びます。

細菌の死骸も新たな細菌の巣にぴったりで、再び害のある細菌のかたまりへと変化していきます。

洗浄剤は、簡単に目に見える汚れをおとすというよりも、目に見えにくい汚れ(バイ菌)を殺菌、消毒するものと思ってちょうどと考えます。

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